仕事や生活で「対人関係がうまくつくれない」「なんとなく生きづらい」と悩んでいませんか?
発達障害のグレーゾーン という興味深いネット記事があったので、そのお話を。
なんとなく生きづらい……そんな傾向がある、大人の発達障害グレーゾーンとは? 発達障害“かもしれない”人
現代ビジネス ストーリーより
(参考図書)監修:林 寧哲(ランディック日本橋クリニック院長)、OMgray事務局
※ネット記事の為、一定期間経過すると リンク切れになるかもしれません
「自分は発達障害かもしれない」と、診察に行く患者さんが多いそうです。
発達障害にも種類があるそうです。
●自閉スペクトラム症
以下のような自閉的特性をもっているために、生活に支障をきたしています。
・興味の対象が限られる。くり返しを好み、順番にこだわる。
・暗黙の了解の幅が狭い(言わなくても通じることが少ない)。
・イマジネーションやコミュニケーションなど社会性に困難がある、など。
●ADHD
注意欠如・多動症です。遂行機能障害が中核にあり、日常に支障をきたしますが、とくに仕事を進めるうえで困難が多くなります。二次障害として、ほかの精神疾患を発症することが少なくありません。遂行機能障害とは、不注意、注意散漫、多動性、衝動性の特性のためにものごとを遂行することに障害がある状態を指します。
●LD
「学習症」のこと。読み・書き・計算などのうち、特定のことだけが極端にできません。ほとんどの人は子どものころに見つかるので、大人になってから診断されるのは極めて少数です。
あれっ 自分「LD」ぽい・・・
自分は「計算」ができません。
一桁の足し算もできないです。
1+1=2 とかはできますよ。
でも、7+8あたりから暗算ができないです。
昔、電卓持ち込みOKの資格試験に挑み、4回目にしてようやく合格したことがあります。
試験1回目頃に「関数電卓」(サイン・コサイン・タンジェントが計算できる電卓)が市場に出始め、
試験2~3回目あたりに「電卓持込み禁止」となりました。
当時の自分は「計算問題が面倒になったなぁ」くらいに思っていたのですが、
その回の試験結果は、合格ラインのスレスレで落ちたのです。
ネットの回答と答え合わせをしていたら、計算ミスで落とした問題がありました。
その問題、一桁の足し算レベルだったのに・・・
そこで初めて「自分にとって計算できないことは死活問題だ」と認識したワケです。
その後の人生では「仕事では電卓があれば計算はできるんだから、大丈夫」と思うことにしましたが、
年齢を重ねてリーダーになり、顧客と交渉する場面が増え、ついに「予算を見積もる」仕事が登場。
見積は、工期・作業量などを基に、発生する金額を計算します。
計算自体は電卓で、できましたが。
計算した見積を上司に確認して貰う際、目の前で「こちらのケースならどうなる?」と暗算を促されました。
が、自分は暗算できないので、頭の中は真っ白。
当然、上司からは暗算ができなかったことに 物申されました。
この時、
あぁ、自分は 今より上の役職に上れないんだな。
と、確信しましたね。
だって、顧客の目の前で暗算できなかったら、話が進まないですもん。
まぁ最近は、こんな「何をやってもうまくいかない自分」を受け入れられるように なってきました。
中学校の中では上位の成績でも、高校行ったら成績が悪い方だったり。
部活でベースギターやっても、指がもつれて早いテンポの曲が演奏できなかったり。
大人になって憧れのビリヤードをやっても、玉は思う方向に進まないし。
ダイエット目的で始めたテニスやスカッシュは、試合すると ほぼ負けてマイナス感情が残るし。
前の職場の経理事務ではパソコンが苦手な人が多くて、自分は教える側だったのに、IT業界に転職したら業界用語がほぼカタカナで、アンチカタカナの自分では技術的な内容は全く覚えられず「役立たず」だし。
まぁ、出来る人と自分を比べること自体、意味がないことを頭ではわかっているつもりですが、
それでも「自分は何かに長けている人間のはずだ」と思いたくなり、色々なことにチャレンジすることだけは、続けています。
自分探し継続中ですね。
話が横に逸れてしまいましたが。
記事では、発達障害かもしれない人を「グレーゾーン」と表現しています。
自分もグレーゾーンかもしれません。
グレーゾーンの人がどんなことに悩んでいるかも述べてました。
●コミュニケーションはとれるが、人間関係を継続することができない。
友だちとの距離のとり方がわからない。自分と話してもつまらないだろうと自信をなくし、輪の中に入れない。雑談をするとき、相手がどう感じるかを考えすぎてしまい、次の言葉を出せないことがある。「聞きながら考える」ことが苦手で、「どう思う?」と急に言われても、とっさに言葉が出てこないことが多い。周囲の人と話すスピードが違い、会話のテンポについていけない、などの理由から、人間関係を続けることが難しく孤立しがち。
●ある程度の仕事はこなせているのに、うまくいかない。
自分で「完璧」と納得できないと提出ができない。自分がやったことがない仕事や、分量や期限が不明な仕事は、イメージすることが苦手。なぜかいつもギリギリで、やっつけ仕事になってしまう。焦って最後の確認を怠ってしまい、失敗したと思ったとたんパニックになる。
●できないことばかり注目して自己評価が低すぎる。
発達の凸凹があると、できることとできないことの差が大きく、できないことばかりに注目してしまう。すると、きっと失敗するだろう、叱責されるだろうと不安感が強くなり、萎縮は失敗を招き、さらに自己評価を下げるといった悪循環になってしまう。
●失敗や叱責を恐れ、不安感が強く萎縮しがち。
職場などでミスを連発。自分でもなぜこんなにできないのかと悩み、叱責されるのではないかと不安で萎縮してしまう。
●苦手な部分をカバーしようと常に緊張しつづけ、疲れ果ててしまう。
怒られるのではないか、人とズレたことをしていないか、間違ったことをしていないかと、一日中緊張している。そして、精神的にギリギリの状態で仕事をしているので、疲れ果ててしまう。帰宅したらぐったりして動けず、頭痛や肩こりに苦しむケースも。
自分には、全部 薄っすら当てはまる。って感じかな。
つまり、深刻ではないというか。深刻に悩む程ではないというか。
そして、この後の記述が興味深かったのです!
それは、「今後どうやって生きていくか」の対応策です。
【生活の工夫】
●雑談が苦手。人との距離感をつかめない
→会話の輪に入れないので、1対1の会話から始めるようにしました。
→話題がみつけられないので、誰にでもできる質問(最近旅行しましたかなど)や初対面で聞いてはいけないこと(異性に最寄り駅を聞かないなど)を頭においておきます。
→不自然にならないように席をはずします。●忘れ物
→カバンを替えないようにしています。1シーズンは同じカバンです。●疲れやすい
→過集中していないか、ときどき自分でチェックするようにしています。
→睡眠不足が大敵です。起きる時間を守ります。きちんと起きれば、夜は同じころに眠くなります。●ものを買いすぎる
→少量ずつ買うようにしています。例えば白菜は1玉ではなく4分の1だけにして、買う回数を増やします。
→適正な食品量がわからないので、冷蔵庫に1日ぶんだけ入れるようにしています。
→買ったことを忘れて同じものを飼ってしまうので、買ったものがわかるように「見える化」します。●片付けが苦手
→徹底的にものを減らしました。かなり捨てました。
→スペースがあるとものを置いてしまうので、あきスペースをなくしました。
→ものへの執着ではなく、ものにまつわる思い出が捨てられないのだと気づき、思い出はほかのかたち(写真データ)でとっておくことにしました。
「忘れ物」なんか、母に伝えたい位ですね~
「今日は15%引きなの!お店行こう!」と張り切ってたくせに、
バッグの中身の入れ替えをミスって、肝心の割引券を忘れるという。
【仕事の工夫】
●電話が苦手
→電話を受けたときあわてないように、「詳しい人」「教えてくれる人」表をつくって、パソコンに貼ってあります。●指示を忘れる
→自分が必ずみるアドレスにメールしておきます。●期限に間に合わない
→どれくらい時間がかかるのか、仕事量を計測する日を設け、スケジュールを組みます。
→進捗管理が必要な人に、代わりに管理をお願いし、徐々にそのやり方を覚えます。●ホウレンソウが苦手
→メールでの報告・連絡では、知ってほしい人、助けてくれる人にもCcに入れて情報共有しています。
→指示されたその場で自分の認識にズレがないか確認します。例えば「あれやっておいて」と言われたら「〇〇〇ですよね」と確認するようにします。●優先順位がわからない
→TODOリストを作り優先順位をつけるようにしています。
→思い込みで行動してしまうことが多いと自覚し、まわりの人に事前または要所要所で確認する習慣を作りました。
「優先順位がわからない」は、これではあまり解決策にはなってないですねぇ。
事前または要所要所で確認するのはOK!
でも、確認する相手は「まわりの人」ではなく「作業を指示した人」ですね。
それにTODOリストを作ることはOKですが、優先順位をつけるようにしています。って、
肝心の「順位」の決め方が書かれてないですね。
持論展開にはなってしまいますが、次回、「優先順位のつけ方」についてブログ記事を書こうと思います。
「指示を忘れる」は、自分にも当てはまります。
但し自分の場合は、
STEP1:口頭で指示を受ける
STEP2:ノートにメモする
STEP3:読み返したら文字が汚くて、何を書いているのか内容が読み取れない
という困ったちゃんです。
あ~あ、自分と相手の会話を1日中録音して、文字起こししてくれる機械とか ないかなぁ。
自分にピンマイクとか付けてさ、家に帰宅してマイクをコンセントに繋ぐの。
そしたら、充電しながら録音内容をクラウドに無線送信して、クラウド側で文字起こししてくれるの。
そして起こしてくれた文字をファイル添付して、指定のメールアドレスへ自動送信してくれるとか。
翌日、会社でファイルを見て、『しておいて』キーワードで検索すると、上司の指示が文字で見れる。
なんて、サイコーですよね。
会議の議事録とかも簡単に作れそうだし、
言った・言わない の論争になった時の証拠にもできるし。
なんか・・・自分って、「他力本願」ですねw